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環境に対し能動的な作用
を生もうとする創造者が
追い求めるものとは?

フォトグラファーの本質とは何か?
現実と非現実、抽象と具体の領域を
横断し、世界を探求し続ける存在

フォトグラファーの本質とは何か?現実と非現実、抽象と具体の領域を横断し、世界を探求し続ける存在

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そこに存在するものの魅力を通じて別の世界を創り込んでいるのが
フォトグラファー の成していることのように思える。

写真の中にあるものは、私たちが目にしている世界と酷似している。
故に、時として強いメタファーを持ち想像することを容易にする。

そして、多くのフォトグラファー達はその力を知っている。

現実に酷似した表現力を持った被現実の表象も、
現実の瞬間を切り取り現実のつくる美しさの表象も成し得る。

彼らはその力を道具とし、表現をしている。

アンドレ・セラーノのピス・クライストのように文化的制約による慣習の生む誤謬、
それを許す盲目さへのアンチテーゼというコンセプト、ミッションを持った表象を
形づくる者。

 

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http://fc09.deviantart.net/
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http://blogs.artinfo.com/
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http://www.saatchigallery.com/

 

ライアン・マッギンレーのように細分化した主体の持つアイデンティティを主とし
その他のオブジェクトや演出を それを支えるものとして残し表象を形づくる者。

 

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http://www.huhmagazine.co.uk/
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http://assets.loeildelaphotographie.com/
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https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/

 

ビル・カニンガムのように実存の瞬間を切り取り、人間社会の構造や、それを創る
要素としての主体、そしてその主観がつくる調和と発展を構成するものの美しさを
表象する者。

 

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http://cdn.blogs.vogue.es/
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https://hardinthecity.files.wordpress.com/
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http://www.ew.com/

 

フォトグラファーの本質とはなんなのであろうか?

写真の中に存在するものは、時に非現実的であり、時に現実的でもある。

写真のもつ表現力は、時に描写的にもなり、時に人工的な表現にもなる。

そして、先ほども記載したように写真は主体に対して強いメタファーを持つ。

フォトグラファーは、それらを彼らのコンセプトやミッションに最大限に
利用しようとしている。

そのことから先ほど問うた フォトグラファーの本質 が考察できよう。

彼らは人間の認知を形作るものを常に探求しているように思う。

構造によって形成された社会なり、それの要素となる主体なり
そしてその主体の要素となる主観なり主観の要素となる感性 ・理性・ 悟性・ 判断力
それらの働きなりを彼らは常に追い求めている。

だが、これらはフォトグラファーの本質を形成する一部であるとも考えられる。

つまり、フォトグラファーの本質とも言えるが創造者の本質とも言えるように
思えるのだ。

創造者。それは写真家=フォトグラファーにかかわらず、作家・芸術家・建築家・デザイナーなど
環境に能動的な作用を生もうとするの全ての人間 の名称のように思う。

環境。それは主体の存在する客観であり、主体に存在する主観。
主観に存在する感性・理性・悟性・判断力が相互に形成し合うそれらだ。

環境を知らずして、それらに影響を及ぼす力を持つ創作物など創れないことを彼ら知っている。

故に自らのミッションを果たす創作物へのアプローチと同時にその目的の為のアプローチとして
彼らは環境を探求し続ける。

私たちが目にする創作物たちには、彼らの洞察力と知への探求という美しい志が宿っている。

彼らの目の奥にあるものが人々を魅了する創作物に宿り、それが我々を魅了する。

 

Text by Kinjo Miyuki(User Writer)