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カオスな街である新宿
森山大道も撮り続け街で
創られる新たなスタイル

日本のカルチャーシーンに欠かせない
アウトサイダーの街が放つカオスな
雰囲気は人々を魅了し続ける

日本のカルチャーシーンに欠かせないアウトサイダーの街が放つカオスな雰囲気は人々を魅了し続ける

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今や世界中から観光客が押し寄せ、世界に冠たる観光都市といっても過言ではない
東京という街は、他の国際都市と同様、様々なカルチャーが混在し、独自の文化を
形成してきた。

一言に東京と言っても、街によって、また街の中のエリアによってもそれぞれが
持つ独自性がある。

日本の都市の独自性については、ロラン=バルトが著書「表徴の帝国」の中で、
大都会東京の中心に皇居という、空虚な、何もない森だけの空間が広がっていることに
着目し、そうした都市のあり方を西洋のそれと比較したうえで、日本独自の自由さに
言及しているが、世界広しといえども、一国の首都でありながらここまでの混沌とした
街はそうはないだろう。

 

daido moriyama

http://www.vincentborrelli.com/

 

その中でも新宿という街は、現在では、渋谷や原宿などいわゆる若者文化の発信地とは
趣の異なる場所であり、歌舞伎町・ゴールデン街といった歓楽街と日本でも有数の
高層ビル群が立ち並ぶ副都心の顔を持ち、さらに周辺には御苑やコリアンタウンが
存在する独特な場所である。

昨今では、オリンピック招致に端を発する浄化運動によって、とくに歌舞伎町やゴールデン街周辺は
一時期ほどのアンダーグランド感はなくなり、ある意味秋葉原同様、観光都市としてクールジャパン化
することで観光客も増加しているが、過去と現代が交錯したようなSFとも言える街はいつも人も
魅了してやまない。

 

daido moriyama

http://www.vincentborrelli.com/

 

ファッションに限って言えば、「伊勢丹」が鎮座し、あらゆるジャンルを飲み込み、巨大化を続けており、
そこだけを切り取っても、青山や表参道、渋谷や原宿とは明らかに一線を画している。

そういう意味では、秋葉原と新宿という東西の街が、現在進行形で進化する最も日本らしい場所
なのかもしれない。

そのような、新宿の文化を作ってきたのは、ある種のアウトサイダー達であることに異論はないだろう。

 

daido moriyama

http://www.vincentborrelli.com/

 

そもそもヤンキーという言葉の語源は、大阪のアメリカ村(通称アメ村)と言われ、派手なアロハシャツや
太いパンツを履いて繁華街を闊歩した若者達をそう呼んだそうだ。

少し前までであれば、「ダサい」の一言で片付けられていたそうした格好が、今ではあえて「ダサい」ことが
クールとして捉えられている。

日本のファッションカルチャーを語る上で、ヤンキー文化が必須項目となっているのは、彼らの感覚の鋭さと
仲間意識の強さに起因しているのかもしれないし、ヤンキーに限らずとも、新たなカルチャーを創りだすのは、
アウトサイダー達なのだろう。

 

daido moriyama

http://www.vincentborrelli.com/

http://www.vincentborrelli.com/pages/books/111498/daido-moriyama/daido-moriyama-new-shinjuku-signed

アウトサイドにしか居場所がないものたちが集まり、その蓄積が新宿という街の磁力となっているのかもしれない。

そんな新宿をタイトルにした写真集を発表し、今なお街を撮り続けている森山大道の写真の中の新宿は、常に
「今」の新宿が切り取られている。混沌・猥雑など新宿を形容する言葉は無数にあるが、そんな言葉を超越した
新宿の一瞬が映しだされているのだ。

森山大道が撮る街、特に新宿はコンクリートの塊のように形容されることもある東京の真ん中でありながら、
その街を形作る人々の息遣いまでもを感じるような生々しさに満ちている。

 

daido moriyama

http://www.vincentborrelli.com/

 

ファッションも、日々刻々と変化し続け、そして、また新宿の街を舞台にした作品が生まれていく。

スタイリストの豊島猛が創る街ととリンクしたかのような最旬コーディネートを、インスタグラマー@nandinが
撮り下ろす4 SENSE’S for TOMMY HILFIGERをお見逃しなく。