ほんもののファッション オリジナルデザインの素 | Epokal

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RED 感情

飽和するクローゼット
に一体どれほどの
スペースが残されているか

深く知り、重ねられた時間は本当に美しい
ここに繋がる〈求める〉行為こそが
追い続ける自分へと組み込まれる

5minutes

http://www.gievesandhawkes.com

飽和するクローゼット
に一体どれほどの
スペースが残されているか

深く知り、重ねられた時間は本当に美しい
ここに繋がる〈求める〉行為こそが
追い続ける自分へと組み込まれる

5minutes

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どうした時に欲しくなり
どれほどの満足感を得るのか
ほんものを見つける日々の旅

そのムダのなさに美しいと思える
意思を感じることになる

何にでもルーツが在るように
ファッションの世界にもデザインの素となるような
優れたオリジナルがきっとあるのだろうと、そう思えます。
それは形なのか、細かなディテールのデザインなのか
それともあるいはマテリアルのことなのでしょうか
そうした角度から探るファッションもまた、
格別なおもしろさを持っていることは確かなことです。

 

思うに、オリジナルだといわれる物事には
それぞれの使用方法にそったり、
目的をもった意匠が備わっています。

 

僕がデザインに興味を持ち始めた
最も初めの頃に惹き付けられたのは
父の着ていたジャケット。
テーラードスーツという完成品には
今日でも、その普遍的なデザインは
あらゆるデザインを施しても
帰着する完成された美しさを持っています。

 

roots

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http://www.gievesandhawkes.com

 

縫い目、素材の裁ちかた、襟の構成、
袖のしくみ、縫製と仕立て
どれをとっても最高の技術
袖付けの具合いをとるだけでも
それぞれの思いの積み重ねが必要となります。
襟裏の手縫いの証、細かな技術は
優越な時間を身にまとう嬉しさがあるのです。
財産をつぶしてでも
一着のオーダースーツをもつことは
男にとって最高のステータスとなる
ということよりも、
この遊びを着ることが最高に気分がいい

 

roots

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裏の構成とフェイシングのラウンドの美しさは
そのままその人の人生観を映し出します。
僕のものは〈MUFC Loyal Hooligan〉と刺繍され、
愛用のペンだけを入れるための内ポケットを作りましたが、
ペンよりもシガーの方が良いサイズであることに気づく。

 

テーラードの折り目の様に正直なスタイルにだけしか
注視していなかった僕に或る日、何かの声が訪れた。

 

roots

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http://selvedgeyard.com

 

誰に向けられるわけでもないエネルギーが
トラヴィス・ビックルに透過されてから
男の中の男の戦争と文化の垢にまみれることになる。
象徴的なカットからフィールドジャケットの
無機質と冷たい狂気の割れ目が見えてくる。

 

〈トラヴィスジャケット〉とも呼ばれる65ジャケット。
今でもよくよく目をこらせば
オリジナルを手に入れることができます。
平均的なファッションアイテムには
追いつくことの出来ない背景を匂わせてはいますが、
細部に繰り広げられるのは繊細なまでの構想です。
カフスの作り込みがまた秀逸で、
行軍や休息の時に湿ったヴェトナムの空気から
手をまるごと守れる袖丈を確保しながら、
戦闘時の操銃性をカバーすることが考えられます。
ボディ構成の脇にあたる部分に
大きくとられたパーツには
前と後ろの動きを考慮した構造が観察できます。

 

roots

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縫い目も仕立ても荒々しく採られていますが、
目的と利に適いそして強い。
溢れ出す思いを握りしめた拳を秘めるのに
十分な奥深さがあります。

 

トラヴィスといえばM-65ですが、
実はタンカースも優越なシステムを誇っています。

 

roots

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http://3guys1movie.com

 

タクシードライバーには必要のないディテールですが
戦線のタンカーには狭い車内から
素早く降車するか、もしくは
動かなくなった仲間を脱出させなくてはならない
場面が考えられます。
このために80年代にジャケットに採用されたシステムが
バックヨークのチャンバー化です。
面ファスナーで留められたヨークは
緊急時には身体ごと引きずり出すための
持ち手となるのです。

 

roots

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この意匠の意思に驚愕させられ、
そのムダのなさに美しいと思える意思を感じることでしょう。
意味があることが格好いいと思わされるところに
心をくすぐられる力があります。
家へ帰れば溢れるほどいっぱいの
クローゼットが待っているにもかかわらず、
次へ次へと惹かれるのは
こうした求心力によるものに違いありません。
そうしてこれらほんものの力は
ほとんど永久的に
その意味を見失うことがない。

 

現行の洗練されたスタイルを手にすることも
ファッションの重要な行為ですが、
ルーツを引き抜いて、起源を掘り起こす
探し求める行為もまた、
格別な思い入れへとつながることでしょう

 

その服の起源を探すには
もしかしたら、歴史と文化を踏襲しなくては
いけないのかもしれません。
本好きが行きつけの本屋の
風景の一部になる様に、
深く知り、重ねられた時間は本当に美しい。
ここに繋がる〈求める〉行為こそが
ライフスタイルの一部となって
追い続ける自分へと組み込まれることを
願ってやみません。

 

ということは
求める日々もまたファッションなのです
一つ一つの細部に広がる世界の奥行きへと
彷徨い歩いてみるのはいかがでしょう

 

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http://www.scene-stealers.com
 
 
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