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おいで我が奇譚ツアー
妄想というカロリーが
別次元へ連れて行く

聖水で乾杯。
見るクリエイティブでなく、
脳で繰り出す妄想ティブへ。

アンダーグラウンドのグラウンド化。目で見える世界は諦めよう。頼りになるのは妄想という脳から出されるクリエイティブだった。

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読心家具 (テレパス)

有翼四足人哀史 (プテロ・カルドルペス)

三色摂食連鎖機構 (トリコロル・フッドチェーンシステム)

標準型肉便器 (スタンダード・セッチン)

腕送話器 (リトルマイク)

頭蓋内蔵受話器 (ピルトイン・クレイニアル・イアホーン)

皮膚窯 (スキン・アンプ)

小決闘士箪笥 (グラジャトーレット・チェスト)

足項礼 (フット・ネッキング)

肉反吐盆と香楽浴 (ヴオミトラー パフューム ミュージック バス)

化粧肉椅子 ( トイレット・チェア)

口唇締金具 (リップファスナー)

 

この辺で辞めておこう。
こんなキーワードは1956年あの奇譚クラブの連載で沼正三から生み出された。

 

ht-yapo1

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http://blog.livedoor.jp/shiroku_shobo

 

戦後最大の奇書「家畜人ヤプー」はご存知だろうか?
当時は覆面作家、沼正三というペンネームで出版され、正体の諸説はあるものの天野哲夫だった。
奇譚クラブでの仲間とシェアされた創造の場のインスピレーションから出来たということもあり、
ペンネームを使ったとされている。そんな天野も前記事ドグラマグラとマルジェラの夢野久作と同様福岡に生まれる。

 

漫画も出版されているのだが、オススメしておこう。漫画はNG!
文字の中にはっきりと浮かび上がる奴隷としてのヤプー(日本人)の人体改造の様を
イマジネーションで楽しむ程、愉快なことはない。
今やネットで2Dな答えを簡単に手に取ることが出来る世の中だからこそ、
まずは書からスタートしよう。ネットに欲しい答えはない。全ては頭の中にあるのです。

 

ht-yapo2

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http://blogs.yahoo.co.jp/dogstar500ml/GALLERY

 

完璧な妄想世界で作り出された家畜人ヤプーは、日本人が奴隷以下という設定。
法律もコト細かく構成されており、沼正三のイマジネーションに感服するまでである。
人間が便器(ウォシュレット付)になったり、足の裏の汗を乾かす小人になったりと
道具と化する人体改造の妄想は止まることを知らない。
ちなみに改造のポイントには洗脳が大切になる。
人間が便器になるのだから、男女の性器は神と育てられ、出るものは聖水とされる。
生まれて何も知らないヤプーは、そうやって精神を洗脳され身体は改造されていく。
皮肉にも遠い未来を予知しているように思える。
これは、三島由紀夫が切腹前、市ヶ谷駐屯地での楯の会事件でバルコニーの演説の通りの
日本になっている予知を思い出してしまう。
気づいたら思考は奪われ、影響による流れに性器を神と呼ぶ日も近いかもしれない。

 

ht-yapo3

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L)http://geiriki.com/ba/detail R)http://barano-tessaku.com

 

ファッションやネット、常識までもコモディティ化される世の中に、
否定を恐れ、まわりを気にし、頭の中の創造までもがコモディティ化されている。
つまらない時代に、妄想や創造は家畜化されてはいけません。

 

家畜を知らない、いやむしろ創出しているデザイナーは世に少なくなった。
東京は面白かった。ビジネスの流れでアキバに押され、本当のオタクは影を潜め、
頭で生むのではなく、目に見えるデザインが行なわれるようになった。
それが、今の東京の姿。一見、世界からは面白がられるがアンダーグラウンドはグラウンド化している。
これはもうロシアンアバンギャルドに期待するしかなさそうだ。

 

そんな中、私の中のファッションの妄想者はHussein Chalayan。
沼正三が生きて見たら彼のファッションをどう表現することだろう。

 

十四段変衣移台 (ムーヴテーブル・スカート)

覆布椅子衣 (チェアカバー・フォーム)

腐敗眠衣 (スリープ・ドレス)

折布衣手紙 (エアーメールドレス)

消無収衣 (ドレス・ディサピアー)

光線衣 (レーザー・ドレス)

飛浮衣 (バルーン・クローズ)

 

思い返すとまだまだ有るだろう。
Hussein Chalayanが気になる方は以前のチャラヤンの記事を是非。

 

ht-yapo4

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L)http://www.zimbio.com R)http://dianepernet.typepad.com
ht-yapo5

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http://forums.thefashionspot.com http://creativive.blogspot.jp

 

手に取る素材が生むのでなく、頭から生まれる創造と妄想がデザインや素材を生む。
答えを探すのでなく、大いなる問いを作るのだ。
決して飼いならせれてはいけない。男性が女性に圧倒されている世の中で、
あなたは隣のキャリア女性をどう口説くか?褒めて持ち上げて何も生まれない。
そんな日常からもう創造は始まっているのです。
妄想気違いの沼先生がいつも女性を口説くときは決まってこうだ。

「あなたの聖水をハイヒールに入れて飲ませてください。乾杯しよう!」

 

Cheers to Creativity