ニックナイト nick knight ファッションフォトグラファー | Epokal

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ファッション表現の
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ニックナイト

常に時代を読み先を見る
フォトグラファーを超えた存在に今の
ファッションは何を学ぶ必要があるか

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showstudioから今の
ファッションを考える

ハプニングの連続を繋ぐ写真や映像に
創造と創作を与えるニックナイト

倉本聰は言った。
創作の「作」は金で全てを決めて作り込む。「創」は金がなくても知恵で作ると。
そして、野球中継のカット割りのように、答えが分からない試合だからこそ、
中継にハプニングが起こり、それを繋ぐことで面白さや感動が生まれる。
狙うことを狙わない知恵を待つ。

この言葉を聞いたときに、とっさに「写真」を思い浮かべた。
近年、広告や作品と言った中では、あらゆるプロと知恵を出し合い撮る前に決めてしまう。
効率性と完成度を必要とする。ただ、それほど退屈なこともないと同時に思うように最近なった。
そんな写真だけでないビジネスにおいても常に一歩先を行って一つの方向性を出すフォトグラファーが
ニックナイトだ。

前記事でマシュー・バーニーとビョークとマックイーンの関係を紐解いた際に、
Nick Knight(ニックナイト)を少し取り上げたが、今回はニックナイトを掘り下げていきたいと思う。

 

ht-nick1

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http://www.independent.co.uk/

 

80年代に前衛的なファッションフォトグラファーの代名詞となったニックナイトは、
86年山本耀司とRed Bustleでコラボし、その後アレキサンダーマックイーンや、
ジョンガリアーノ、ジルサンダーらと次々にコラボを重ね、
ファッションフォトグラファーという立ち位置を確固たるものにした。

 

ht-nick2

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ht-nick3

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ht-nick4

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ht-nick5

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ht-nick6

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http://nickknight.com/ 

 

近年ではレディ・ガガの「Born This Way」のPVの監督をしたと言えば分かりやすいかもしれない。

 

ht-nick7

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http://nickknight.com/

 

注目すべき点として、写真の領域を超え、映像や音楽、デザイン、ビジュアルアートといった領域で
様々なクリエイティブコラボを重ね、時代の変化と共に時代を読み取り表現方法を変えている。

showstudioというコミュニケーションファッションという全く新しい表見でwebサイトを立ち上げており、
Epokalもshowstudioのファッションに対する考えと表現とwebという舞台を選んだところには、
非常に興味深いと思っている。
そして彼自身も、面白いことを言っている。
60年以降のプレタポルテからファッション産業が拡大し、
服が消費者に届くまでに9ヶ月〜10ヶ月はかかっていた。
それが、インターネットの普及によりリアルタイムでコレクションを見ることもでき、
以前にも紹介したバーバリーのようなテクノロジーの導入で生産の周期も変わり、
世界どこでも商品をオーダーすることができるようになった。
この根本的に変わった周期やシステム、産業で何か新しいことをしないといけないという経緯が
showstudioの存在意義なのかもしれない。

 

ht-nick8

ht-nick8

http://nickknight.com/

 

そして、このshowstudioで写真とコレクションと購入とショップ情報とエッセイ等が非常密接に
絡み合いお互いを相乗しているサイト構成だ。一見、何がしたいのか分かりづらい、
内容がマニアックで理解に苦しむ等、分かりやすさを信条にする日本で思われるかもしれないが、
この半歩先がニックナイトの商業センスでもあるような気がする。
そして、驚くのは「Design Download」だ。

 

ht-nick9

ht-nick9

http://showstudio.com/

 

マックイーン、山本耀司、ジョンガリアーノ、マルジェラ、ジュンヤワタナベなどの
パターンをダウンロードできるのだ。
インターネットの発達の最たる「見える化」「シェア」「哲学表現」をファッションの分野で
成立させているニックナイトのビジネスセンスがフォトグラファーとしての成功でもあるような気がする。

「写真」というハプニングの連続には「創作」の連続を重ね合わせ、
現状を把握し、さらなるビジネスモデルを創るフォトグラファー精神に大いに尊敬の念を抱きながら、
ファッションとネットと表現をさらにここ日本でも成熟させたいと思った。

ECからメディアへ、メディアからECへと時代の流行はあるが、
そもそも、そんな思考の出発点が間違っているのかと反省すらしてしまう。
ファッションとしての一番重要な先っちょの表現は、そんな流れで終わってはいけないと
考える機会をニックナイトに貰った気がしたEpokal編集部だった。

 

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