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様々なデザイナーが提案
する性差を越えた衣服と
一線を画す彼女の視線

プラダがメンズコレクションで提案
し続けるジェンダーレスの先に
あるファッションデザインの形

シンプルでミニマルなジェンダーレスファッションは着る人のパーソナリティを引き出す最新なのか?ミウッチャがジェンダーレスの先に見る未来とは

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現代は様々なジェンダーが存在する時代であり、偏見がなくなったとまでは言えないまでも、
以前に比べると認知され始めていることは間違いない。アップルのCEOが同性愛者であることを
カミングアウトしているし、ことファッションデザイナーにおいては同性愛者が多数ということが
言われるほどだ。

ファッションは他のデザイン分野に比べて、ジェンダーに無意識ではいられない。
単純にメンズ・レディースの区分があるし、そのような性差以外にも女性服を着る男性や男性服を
着る女性など様々なバリエーションがあるだろう。

そういったジェンダーの多様化していく中に、ノームコアの流れが相まって、ファッションという形で
「現代」という時代性を表現しているのが、プラダのメンズコレクションだ。

 

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http://www.thegentleman.com.br/

 

直近の2シーズン(2014awでは大胆な毛皮使いで、2015ssではデニムにシンプルなステッチワークで
ともに“らしさ”を表現した)においてプラダはファッション(特にメンズ)におけるジェンダーレスを象徴するような
コレクションを披露しており、ワードローブを共有していることを想起させるような演出とともに、装飾を配した
ミニマルでシンプル、かつモダンなジェンダーを超越した「人間像」を提案した。かねてから、プラダの
メンズコレクションは他のブランドと異なり、レディースのルックを交えて発表されており、そのことによって
メンズ・レディースが単独で存在することなどありえないリアリティーを感じることができた。

 

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L・R)http://media.style.com/

 

もちろん、プラダ以外にもメンズコレクションではしばしばジェンダーを超えたファッションを提案している

ブランドは数多くあったし、現在進行形であればエディ・スリマンが手がけるサン・ローランがジェンダーを
超越したスーパータイトなシルエットを提案しており、エディはディオール・オム時代から度々フェミニンな
男性服を提案してきた。

 

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L・R) http://media.style.com/

また、現在ロエベのクリエイティブ・ディレクターを務めている新星J.W.Andersonも一貫してジェンダーレスな
メンズウェアを提案して毎回話題になっている。

 

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L・R) http://media.style.com/

 

しかし、前述のプラダに関しては提案の仕方として、非常にリアリティーのある提案であるように感じる。

アーティストの衣装のようなリアリティーのないメンズファッションには独特の魅力を感じることもあるが、
戸惑いを感じることもまた然り。そんな中で、ミウッチャ・プラダが強い関心を持ち、探求しているジェンダーレスな
衣服たちは人を装飾することはせず、ミニマルでシンプルであるが故に、服による主張ではなく、着る人自身が
持つパーソナリティーを引き出す。

 

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 L・R) http://media.style.com/

 

極論になってしまうが、かっこいいやつ(念の為に補足するが、外見ではない)は何を着てもかっこいいのだ。

それをいってしまえば元も子もないと言われればそれもそうだが、ミウッチャが目指しているジェンダーレスは
単なるそれでは終わらない気がしてしまう。ジェンダーレスなファッションというカテゴリーでもない、ミウッチャと
プラダというラグジュアリーブランドだからこそ可能な、ユニバーサルなファッションを見てみたくなった。