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枯山水という日本の美を
更新し再定義した作庭家
重森三玲が目指したもの

消費され固定化した言葉を再定義し
更新することの大切さを重森三玲の
枯山水庭園の作庭から識る

消費され固定化した言葉を再定義し更新することの大切さを重森三玲の枯山水庭園の作庭から再考し、ファッションはどのように更新されるべきか識る

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枯山水という言葉を聞いたことがない日本人はいないだろう。
そして、枯山水といえば竜安寺の石庭を想起する人が多いのではないだろうか。
いや、それしか知らない人という人も多いはずだ。

無論日本には竜安寺の石庭以外にも多くの優れた庭が多く存在し、一度は目にしたことが
あるはずだが、それらをデザインした作庭家はあまり知られていないのではないだろうか?

枯山水という今では使い古され、歪曲されて、形骸化してしまった日本の美をネクストレベルに
引き上げた重森三玲という作庭家をご存知だろうか。

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イサムノグチをはじめとする数多くのデザイナー達と交流を持ち、その美意識は前衛華道家の
中川幸夫や土門拳ら後世の才能たちにも大きな影響を与えた。
重森は、一度は画家の道を志し上京するが、全国から集まる才能に意気消沈し、京都へ移り住むと、
翌年には勅使河原蒼風らと「新興いけばな宣言」を起草し、いけばなの革新を世に提唱した。

 

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その後に独学で日本庭園を学び、1936年より全国の庭園を実測調査を開始し、全国500箇所に様々な
時代の名庭を実測し、古庭園の調査などにより、研究家として日本庭園史に先鞭をつける。
1939年には実測調査で獲得した結果を『日本庭園史図鑑』26巻を上梓して庭園史研究の基礎を築き、
1976年には息子と共に『日本庭園史大系』全33巻(別巻2巻)を完成させるなど庭園史研究家としても
多大な功績を残した。
重森の手掛けた庭園は、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水の庭園が特徴的であるとされ、
上記のような日本中の庭園を研究・分析を下地としながらも、独自の感性を織り交ぜて枯山水という概念や
言葉を更新しているように感じ、そこには日本的美意識が集約されているように感じ、無意識レベルで
日本的だと認識されているような感覚を覚える。

 

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松岡正剛曰く、「枯山水とは、その名前があまりに有名すぎるため、ただただ竜安寺の石組の妙を眺める
ばかりで終わらせてきてしまった「忘れられた日本」という大問題なのである。
これは、日本の最も深奥の問題をさぐるための「最も小さな世界遺産」なのである。」と記しているが、
言葉自体の意味や概念は、時代を経ていく中で更新・再定義されていくべきものである。

 

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重森三玲が現代の枯山水を定義付けたように、ファッションにおける意味や概念は更新されいるだろうか?
そんなことを考えていると、使い古され、意味が変容し、イメージが固定化してしまった言葉、
ファッションにおけるモードやストリートといったジャンルを表す言葉は、あまりにも固定化されて
しまっている現状にも想いが巡る。
果たして、ファッション(特に日本におけるファッションという言葉や意味)はどのように再定義され
新たな価値を獲得するのか?
Epokalでも私たちなりの思考や方法をもって、再定義を図っていくことが必要だろう。