マッチボックス ミニカーの思いやり | Epokal

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YELLOW 快楽

ミニカーがくれた
思い思いのかたち
感動を乗せたトラック

あの日ミニカーに乗せたのは
夢や期待と高揚と完璧に一致するイメージだった。
ハピネスのかたちは僕たち自身へつながっている。

3minutes

ミニカーがくれた
思い思いのかたち
感動を乗せたトラック

あの日ミニカーに乗せたのは
夢や期待と高揚と完璧に一致するイメージだった。
ハピネスのかたちは僕たち自身へつながっている。

3minutes

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ミニカーに乗せたのは
夢や期待と高揚と
完璧なイメージだった

マッチボックスから
飛び出したのは
僕たちの姿そのものでした。

ミニチュアカーが好きだと思った。
子どもたちが遊んでいるのを見ていると
ふと思いつく、いろいろな感情がのぞいてくる。
「だった」ではなく、現在進行形の好き
あの頃、なかなか与えてもらえなかった
思いの反動は見事に息子に受け継がれた。

 

町中で怖いばあさんとして知られた祖母が
親戚中で一番年下に生まれた僕にとっては
大甘の甘口ばあちゃんになった。
たまに祖母と出かけると、
これ自体が家族中にとって
奇跡を目の当たりにする思いだったそう、
必ずおみやげは何がいいかと聞かれる。
僕が答えるのはいつも そう、ミニカー。
でも祖母は何かと理由をつけて
僕たちがまた大好きだったビスケットを買ってくれる。
そんなことが浮かんで、
しんと胸の奥でくすぐる。

 

そうしてあのミニカーは
今日、 僕が息子に買ってあげるのだ。
もらった子どもが笑って、
あげた僕がくすぐったい。
そんな幸せを運んでくれる
小さな黄色いトラックが好きだ。

 

マッチボックス

マッチボックス

http://www.mbxforum.com

 

マッチボックスのかたちに
つめこまれたのは夢だった。
僕たちは夢中になって
そんな幸せを焦れたのだ。
育てられたといってもいい。
カタログイラストに胸を躍らせて、
心の中に描写するのは
圧倒的な創造性の起源だった。
子どもがインスパイアされる経験値とは
比べられるものがないと僕は信じる。

 

マッチボックス

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http://www.mbxforum.com

 

それから、子どもでもないのに
高鳴るものもある。
いつの日にか、忘れてしまっていた憧憬が
再び白日のもとに現れるとは
ハピネスは失われてはいなかったのだ。

 

HOT WHEELS Retro Entertainmentシリーズ
なかなか心地がいい

 

マッチボックス

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’58 Impala アメリカングラフィティの
白く美しい彼女がすばらしい

 

マッチボックス

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http://www.rodauthority.com

 

’32 FORD Deuce Coupe
当然、ミルナーズクーペも秀逸

 

だが、僕の男然たる息子の荒涼たる大公園お砂場砂漠への冒険によって
生き埋めにされ、誇らしく殉職した。
これもミニカーの仕事のひとつ
思いの入った彼女は
失ってはじめて大切さが身にしみる。

 

本来ファッションもまた、
僕たちにハピネスをもたらせるものだと信じたい。
ブランド志向はついに
本当の中身をあばくところまできているのかもしれない。
ブランドライセンスの看板は
一体何で出来ているのだろう。
ハピネスをビジネスに展開するのに
無理解や無意味な傲慢さは1ミリの入り込む隙もない。

 

もしも子どもにとってのミニカーのように
愛着のこもった大切なものが
白の切れた言葉で羅列されたら辟易するにちがいない。
次から次へとブランドを喰いつぶすほど、
ユーザーは愚鈍ではない。
僕が思うのは、メーカーは僕をバカに考えている。
小手先で成形しただけのアレンジデザインで縦横を揃えて、
ブランドネームをつければそこそこの売り上げをとるコマ割りとして考える。
それでは足りない。
アイドルに着させなくては…

 

つまり、経験から何も獲得しない

 

僕が欲しいのは いま だからこそ、
背景のストーリーを大切にすること。
誰にとっても新しいオモチャを開ける瞬間は格別だったと思う。
とくにミニカーのくれたドキドキは今も忘れない感覚である。
あの日、マッチボックスの外箱から飛び出したのは僕たちの姿そのものだった。

 

マッチボックス

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スーパーカーを手にした感動はほんものの鼓動を呼んだ

 

マッチボックス

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パッケージに寄せる期待は時間を超える

 

直線で配置されたMATCHBOXのロゴと
曲線配置それぞれのシリーズ

DUMP TRUCK First model 1968

MERCEDES BENZ AMBULANCE 1968

MARK TEN JAGUAR 1964

REFUSE TRUCK 1964

 

そして今日、ミニカーにのせた思いを今いちど今度はファッションにのせてみる。
確かにMATCHBOX Lesney社は消えてしまったが
消費ではない、買うことが 夢や思いであった時代を残してくれた。
黄色のトラックは大した積載量もないくせに そんな重い顔をして話しかけてくる。

 

いまはもうないブランドの感動は
本物の場合にだけ、消えないインパクトイメージへと広がる。
デザイン、ファッションスタイルへの
ハピネスの足あとはどの未来へと繋がるのだろうか

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