戦争から切り離すミリタリーファッション | Epokal エポカル

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YELLOW 快楽

意志を持つ『maharishi』
カムフラージュの向う先
STREET MINDの精神

ウッドランド、マルチにハンターパターン。
ミリタリーカムフラージュに魅入られた日、
Hardy Blechmanの御玉音を。

4minutes

意志を持つ『maharishi』
カムフラージュの向う先
STREET MINDの精神

ウッドランド、マルチにハンターパターン。
ミリタリーカムフラージュに魅入られた日、
Hardy Blechmanの御玉音を。

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衣服と装備と
都市を彷徨する
ストリートミリタリー

昇龍・風雲総刺繍・赤富士エンボス。
『maharishi』のSTREET MINDは、
地球上の精神には存在しない。

世の中にはそう簡単に手を出せない領域がある。
それから易々とそのフェンスを乗り越えていける人と、
初めから向き合わないで内側に眼を瞑って生きる方法もある。
例えば、皇居の外堀を何万周回しても中心を突くことは出来ない。
それでも、目的はその周りを衛星することにあると張って、
地理的な空虚に意味を持たせないでいることに満足するというのも事実である。

街角を通り過ぎるときに身にしているものがストリートファッションと言うのであれば、
それは何を召していても構わないのだと思う。
けれど、もしもストリートファッションが意志を持つ人々の‘顕れ’なのだとしたら、
核心部を埋めるマインドが必要なのだと思う。

 

 

龍、虎、風、雲、天照、碧空の総刺繍をどう見取るだろう。
シルクの斜光に抜き差しされた気骨ほどそのローカルの体を現すものはない。
世界中に派兵される兵士たちの跋扈する素肌にタッギングされるように刻まれたものは、
実は様々な悪意から脱して素養の美しさを見つめることで、
戦争という‘目的’から切り離された‘プロセス’なのである。

 

maharishi

maharishi

http://dpm-studio.com

 

1994年、『maharishi』は設立者『Hardy Blechman』のただごとではない知識の深さから誕生した。
カムフラージュパターンやミリタリーウェアそのもののアーカイブから
センスを引き抜いてくる膨大な量の知識は彼のキャリアにルーツに支えられている。

先ず、1980年代をティーンエイジで過ごしたHardy Blechmanは、1989年からアジア放浪の旅に出たと言われる。
その土地で得た経験からミリタリー用品のバイヤー業からキャリアを始めている。
イラン・イラク戦争の終結と、それから1990年代に向って加速する湾岸戦争のための物資が
闇雲なマーケットに溢れていたことが簡単に想像できるこの時期に、
Hardy Blechmanは今後の自分のインスピレーションを支持するための蔵識を溜め込んでいたはずである。
そんな頭上を駆け抜けるように交差していく世界情勢と軍事物資にHardy Blechmanは何を考えていたのだろう。

 

maharishi

maharishi

https://www.maharishistore.com

 

ミリタリーという実践に向けた物々には‘機能性’や‘行動性’といった特殊な品性と空気が備え付けられている。
大陸からも、20世紀の軍国主義の時間からも遠く離れた僕たちには鈍くなる感覚だが、
バイヤー時代のHardy Blechmanは世界の生を見て、確かに何かを識ったことだろう。
ミリタリーにとって機能とはどれだけイージーに人を殺せるかということであり、
その行動性とはどれだけ広くそれを実行することができるのかということである。
ミリタリーウェアの中核は戦争という行為であり、
その核心部にあるものと直接対峙してきたHardy Blechmanだからこそ、
ミリタリーというアイコニックなシンボルに『maharishi』は戦争という意味を切り離して距離を置く。
他にはない精神を築くことができるのはいつでも意思からはじまるのではないだろうか。

 

maharishi

maharishi

https://www.maharishistore.com

 

時代に先駆けた新素材や最新テクノロジーを、強靭な精神性や、
地球と自然に対するリスペクトと掛け合わせて融合させるmaharishiのコレクションは、
長期間使用出来るように高品質でユーティリティのある大きな視野から展開される。
オーガニックコットンやヘンプといった今では当たり前の天然素材を当初から採用した数少ない企業のひとつでもある。

迷彩色やパターン、ミリタリーを基調としたコレクションを展開するブランドは多いが、
本来の姿でのミリタリーをベースメントにした発信が可能なのはmaharishiだけだと言えるはずである。
世界各国に在るミリタリーヘリテージを研究するデザイナーは他には決して生まれない。
そのウェアの構造機能だけでなく、特異なカムフラージュ柄は『マハリシ迷彩』と呼ばれるほどの大きな信頼を得た。
カムフラージュの研究と新しいパターン構築のために立ち上げた『DPM-Disruptive Pattern Material』は
世界中のクリエイターに影響を及ぼし、Hardy Blechman自身の精神をカムフラージュというアートに置き換えた。

 

maharishi

maharishi

http://www.vogue.com/fashion-shows/
maharishi

maharishi

http://www.vogue.com/fashion-shows/

 

龍虎の猛々しく咆哮する刺繍や、風雲の支配する白々しさに、
僕たちの世界は全身でなにを受け取ることができるのだろうか。
maharishiのウェアは派手で奇抜なイロモノの様にごく一般的な視覚では捉えられてしまう。
それでも、その内側に張り付いたミリタリーやウェアに対する態度は、
maharishiの究極の精神を以って色褪せた視線という既存の他を圧倒する。

 

maharishi

maharishi

http://www.vogue.com/fashion-shows/
maharishi

maharishi

http://www.vogue.com/fashion-shows/
maharishi

maharishi

http://www.vogue.com/fashion-shows/

 

『maharishi』という態度はファッションにとってのカムフラージュとして、
この上ない精神力を保ったストリートマインドのSPECなのだと確信することができるのだと感じるのだが−

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