大石さつきがウィンドウ・ディスプレイで繋ぐもの | Epokal

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MONOTONE 事実

ブランドの世界観を増幅
させるウィンドウを飾る
デザイナーの思考とは?

普段何気なく通り過ぎることも多いショーウィンドウを
一時足を止めて、そこに表現されている世界観を感じて
非現実の世界へと足を踏み入れてみてはいかがだろう。

4minutes

ブランドの世界観を増幅
させるウィンドウを飾る
デザイナーの思考とは?

普段何気なく通り過ぎることも多いショーウィンドウを
一時足を止めて、そこに表現されている世界観を感じて
非現実の世界へと足を踏み入れてみてはいかがだろう。

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ブランドの世界観を増幅
させるウィンドウを飾る
デザイナーの思考とは?

普段何気なく通り過ぎることも多い
ショーウィンドウを一時足を止めて
眺めてみてはいかがだろうか?

表参道や銀座、新宿を歩いていてたまたま顔を上げた時に目に飛び込んでくる
ウィンドウ・ディスプレイに心が動く瞬間がある。

ブランドの路面店はもちろんのこと、有名百貨店やセレクトショップのディスプレイを
飾ることはファッションデザイナーにとって、ある種のステータスであろう。

少し前の話になるが、伊勢丹新宿のボッテガ・ヴェネタがメインディスプレイを飾った
ことがあった。作り込み方が通常のものとは明らかに違うのは、誰の目にも明らかで
多くの人が足を止め、写真を撮っていたことを覚えている。

Epokalでもお馴染みのHussein Chalayanは、卒業コレクションを買い取った英国の老舗
百貨店Brownsのディスプレイを一週間飾ったことで、その名が広く知られた。

店と客をつなぐ重要なインターフェースとも言えるウィンドウ・ディスプレイにももちろん
デザイナーが存在する。

普段あまりフィーチャーされることは少ないものの、商品の購買にも大きな影響を与える
ウィンドウ・ディスプレイのデザインはどのような人がされているのか興味を持ち、
今回は以前はミラノで活躍され、現在は日本でもディスプレイ・デザインをされている
大石さつきさんに話を聞いた。

大石さんは、スタイリングというファッションの感性を持ちながら、ファッションを
引き立てるための「空間」をデザインすることに愉しさを見出し、10年間にわたる
イタリアにおいての活動では、ラグジュアリーブランドの路面店が軒を連ねるミラノの
モンテナポレオーネ通りでもウィンドウ・ディスプレイを手がけるなど評価を受け、
現在日本においても某ラグジュアリーブランドのディスプレイ・デザインも手がけている。

彼女が創り出す「空間」は、ブランドの世界観に加えて、自身の人柄が反映された温かみを
感じるものとなっており、街を行き交う人々の目を愉しませてくれる。

 

Q : ディスプレーデザインを行う前は、ファッションを学んでいたということですが、
ファッションに興味を持ったきっかけはどういったことだったのでしょうか?

 

A : 元々は、ファッションスタイリスト(正しくはスタイリストのアシスタント)になりたくて
ファッションの世界に入りました。きっかけというきっかけはなくただ自然にそうなっていました。

 

Q : ファッションを学んだ後、ディスプレーデザインの道を志したのはどういった経緯があったのでしょう?

 

A : スタイリストのアシスタントをしていたのですが、同時期に当時通っていた専門学校から間違えて?
紹介されたインテリアコーディネートオフィスでお手伝いすることになりまして、そのオフィスで
ディスプレイのお仕事も少しあり、やっていくうちに、面白いなぁという感じです。
小物を使った空間スタイリングってファッションのスタイリングより全然面白いな!と思ってしまったんです。

 

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http://satsukioishi.com/

 

Q:ディスプレーデザインを始めて、ご自身のターニングポイントとなったのはいつだったとお考えですか?

 

A:Milanoのmonte napoleone通りのASPESIというショップのウィンドウをさせていただいた時が
確実にターニングポイントだと思います。

 

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http://satsukioishi.com

 

Q:これまでで最も印象に残っている作品はどの作品でしょうか?その理由も合わせて教えて下さい。

 

A : 2010のクリスマスの ” fiocco di neve ” です。(日本語で雪の結晶)
基本的にディスプレイのお仕事ってそれぞれのブランドやお店のイメージをウィンドウや店内の一角で
表現するものですのでデザイナーの名前や個性って普通はでないものかと思うのですが、この作品に
関しては” satsuki oishi “を全面に出してアーティストとして作品を作るという、私にとっては初めての
ことでしたので異質という意味で一番印象に残っています。あと、一番時間がかかったので、、、

 

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http://satsukioishi.com
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http://satsukioishi.com

 

Q : お仕事をされていて、最も気をつけていることは何ですか?

 

A : 難しくなりすぎないように作ることです。
あと、あまり意味を持たせすぎないように気をつけています。

 

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http://satsukioishi.com

 

Q : ブランドや百貨店など様々なディスプレーがあると思いますが、ご自身の作品以外で好きな
ディスプレーデザインはありますか?デザイナー、ブランド、時期など問わずご回答ください。

 

A : まずはJoann Tanです。もともとmoschinoのウィンドウやmoschino hotelのクリエーティブディレクターを
されていた方なのですが、ミラノで彼女のウィンドウを最初見たときのドキドキする感じは他にはなかったです。
制作物の技術もすごいですが発想が私なんかでは到底想像つかないところからでてきていて、いつも脱帽です。
今はフリーになりmilanoを中心に色々手がけています。

 

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http://www.joanntanstudio.com
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http://www.joanntanstudio.com

 

日本人では吉岡徳仁さんのインスタレーションも素晴らしいと思いますし、大好きです。

 

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http://www.domusweb.it
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http://www.designboom.com

 

空間のスタイリングという観点からはTim Walkerも好きです。
服のスタイリングも特徴的なものが多いのに空間スタイリングもそれと喧嘩しないのに
退屈でないところがすごい。こだわりに意地を感じます。

 

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https://bonexpose.s3.amazonaws.com
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http://i1.wp.com

 

Q : ディスプレーデザイナーの視点から見て、以前と比べて面白みがなくなったと言われることもある
現在のファッションシーンについてどうお考えですか?

 

A : そうですか?今は今で面白いと思いますが、、

 

Q : この先、やってみたいと思うディスプレーの仕事はありますか?

 

A : 映画やミュージックビデオ、舞台などのセットディスプレイです。

 

ファッション・デザイナーの世界観を増幅させ、歩道をせわしなく闊歩する人々に
非現実の世界への扉を提示するディスプレイ・デザイナーという仕事。

ファッションブランドのディスプレイだけではなく、映画やMV、舞台などにも
通じるその感性は、世界観の構築に欠かすことのできないものである。

今度の週末には、ウィンドウ・ウォッチングを楽しんでみては如何だろうか?

 

《Profile》
大石さつき  1980年生まれ。
ファッションスタイリスト、インテリアコーディネーターのアシスタントを経て
2003年イタリアミラノへ渡伊。
ファッションブランドAntonio Marrasにてミラノコレクション、受注会に関わり、
2008年フリーランスのウィンドウディスプレイデザイナー、空間デザイナーとして独立。
スケッチを基にしたデザイン提案から、アートディレクション、ハンドワーク、設置作業まで全て行う。
商品をディスプレイする提案ももちろんだが、商品を使わずそのブランド/ショップのイメージを作る
ディスプレイ提案を特に得意とする。
VMDやイベントレイアウト等にも幅を広げ現在は東京、イタリア間で活動中。

Official HP : http://satsukioishi.com

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