デイヴィット・ハミルトン 写真家 ソフトフォーカス | Epokal

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YELLOW 快楽

物憂いで危うい少女の
ソフトフォーカスの先に
卑猥無きポルノ造詣

ノーメイクの自然光に見える淡い境界線
そこには目で伝わる苦しさと悩みが
写し出される青い春の匂いだった

3minutes

物憂いで危うい少女の
ソフトフォーカスの先に
卑猥無きポルノ造詣

ノーメイクの自然光に見える淡い境界線
そこには目で伝わる苦しさと悩みが
写し出される青い春の匂いだった

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ソフトフォーカスの先に
写し出される青い香り

青い春の香りがすぐそこに。
危険と隣り合わせの境界線

あなたの好きな写真家は誰ですか?

私は間違えなくデイヴィット・ハミルトンと答える。
そして、ハミルトンのもっとも有名で私を虜にする写真がこれだ。

 

ht--hamilton1

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 http://expo-foto.fr/

 

少女の物憂いさまと危うさ。
ノーメイクの和らいだソフトフォーカスは、当時の60年代の厚化粧と人工性とは対極であり、
卑猥さの感じることができないポルノに近い曖昧さを醸し出す。
ベットに横たわった少女の上からのショットに、はたして何が行われているのだろうと想像を掻き立てる。

この作品が好きな理由に、写真の奥の歴史的なメッセージが隠されていると思う。
撮影場所はドイツはジュルト島。ハミルトンはイギリス人。
まさにアングロ・サクソン人の思想が溢れでる。
ブロンドが政治・経済と全てに優っている貴族階級的な人種的差別は、
赤毛や褐色のガリア人を支配し続けた。
この危険な定理はオーストリアの画家ヒトラーの心も掴む。

ブロンドの魅了はつまり権力に魅了されていることを象徴し、
この権力の象徴を美しく犯しているハミルトンの写真には
歴史を超えた権力への解放と自由を感じる。
ただ、ブロンドが権力を失って大虐殺が起こる・・・

 

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ht--hamilton3

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ht--hamilton4

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ht--hamilton5

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ht--hamilton6

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ht--hamilton7

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話は変わって、上記のようなハミルトンの写真には、どことなく少女の青い匂いが付き纏う。
そしてそこには、ソフィア・コッポラ初監督のヴァージンスーサイズを当時見た時にリンクする。
実はヴァージンスーサイズは「ヘビトンボの季節に自殺した5人姉妹」という小説の映像化であり、
私は先に小説から入ったので逆に詩的なタッチの小説の映像化に驚かされた。
ただ、限りなく下記のハミルトンの写真でも分かるように、ヴァージンスーサイズはハミルトンの延長上にある。
この続きは、次回に続けるとして、最後はハミルトンの危うさと物憂いさまの危険な匂いを感じてもらいながら、
ソフィア・コッポラのヴァージンスーサイズに移りたいと思う。

 

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ちなみに以前にニック・ナイトの記事を書いたが、
まさしくハミルトンも映画監督でもあり、元ELLEのグラフィックデザイナーでもあり、
クイーンマガジン、デパートのプランタンの美術監督でもあった。
ファッションスタートでの感度の羽ばたきは、ニック・ナイトがハミルトンの化身にも感じる。
そして、ソフィア・コッポラもまたフォトグラファーとしての才能がある中で、
ヴァージンスーサイズのビジュアルインスピレーションの原点だったのかもしれない。

 

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