Red Hot Chili Peppersなハチを飼う | Epokal エポカル

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Red Hot Chili Peppers
FLEAの見るリアル
ハーヴェストを知る夢

ミュージシャンからハニー、鱒釣にチーズに宇宙物理
趣味という仕事で世界に触れるへんてこな人々
そして養蜂家『FLEA』

3minutes

Red Hot Chili Peppers
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ハーヴェストを知る夢

ミュージシャンからハニー、鱒釣にチーズに宇宙物理
趣味という仕事で世界に触れるへんてこな人々
そして養蜂家『FLEA』

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仕事と趣味と
混じり気のない視野と
本気で地上を生きる人

みつばちを飼うRed Hot Chili Peppers
blurチーズ酪農にTHE WHO養鱒場、
シーンの最先端で宇宙を創る。

2015年 夏 ‐

世界各地でお馴染みの音楽フェスが開かれ、音楽と暑気を全身に満たしているこの時期に、
ミュージックシーンを震撼させるニュース報道が繰り返された。

『Red Hot Chili Peppers』のベーシストFLEAが

ミツバチを飼いはじめた‐

 

一瞬の間、何の話しなのだかわからない。
興奮したオーディエンスさながら、熱気を持った頭から放り出されたウィットなのかと思わされる様なニュースだが、
よくよく考えてみればみるほどに、シリアスな‘行為’が浮かび上がってくるようである。

 

honey

honey

http://redhotchilipeppers.com
 

20万匹のみつばちを飼っているとも伝わるFLEAの養蜂だが、問題はその数ではなく、何をもって発起するのかだ。
もはや要予約の規定路線の生活では満たされない獰猛なセンスには、それだけの興奮材料が求められることが必至である。
脳内エントロピーを高めるためには多くの物事が挙げられるが、
結局のところ最期に行き着くのは人に向うか、環境に向うかだと思う。

 

多分に感覚を研ぎ澄ませて刺戟しながら生きる人々にとっては、相当以上のエモーションが必要になるのだから、
それは予想出来るような物事の延長からは決して生まれてこないのかもしれない。
職業ミュージシャンに少し変わった趣味を持つ人が多いのはそうした霊感のせいなのではないだろうか。

 

THE WHO Roger Daltrey – Lakedown Trout Fishry

honey

honey

http://www.lakedowntroutfishery.co.uk
 

釣り好きで知られる『THE WHO』のロジャー・ダルトレイは
自ら養鱒場を持つほどの入れ込みようであり、マス釣りに対しては、

‘つりに出かけるときはマリワナを半ダース分吸うよりもハイになれる’として最高の情熱を注ぐ。

 

人々が自分の身のまわりにある物事のバックボーンに直接触れなくても済まされるようになってから、
中でも‘食べる’という体験は機械仕掛でやってくる時間のツボに潜り込み、
‘生きる’という行為は最も曖昧な抽象になった。

養蜂や養鱒は周囲の人が聞くと、つい笑ってしまったり、
知人や友人が見かけたりすると、声をかけることを躊躇ってしまう行為に映ることもあるのかもしれない。
だが、文化がどれだけ進化し、高度化しても最終的には人はモノをとって食べるという
地上の最もシンプルな態度から逃れることはできない。

あるいは、それを止めることが可能になる時、僕たちは死のう

 

Blur Alex James Presents Artisan Cheese

honey

honey

http://www.alexjamespresents.co.uk
 

『blur』からはベーシストのアレックス・ジェームスが酪農家としての才能を爆発させる。
『New Order』の曲に因んで名付けられたブルーチーズ『Blue Monday』は世界中のフェスティバルで実証済みであり、
1有名人のままごと遊びではないことを数々のアワードと味、そして主催する環境保護活動で示している。

 

QUEEN Brian May Astrophysicist

honey

honey

http://www.nasa.gov
 

誰もが知っている『QUEEN』の名曲を地球に送り出した世界のロックスター、
ブライアン・メイは世界と生命との宇宙を創り出すことに本懐をおく。
人々が生きるための調和をはかることは、
例えそれがギターであっても天体物理学であってもメイにとっての全宇宙なのではないか。

 

物質先行型の世界だからこそローカルでつながる人々のことや、
退屈してしまうくらい鈍い土着の仕事に触れることで、本来のペーススピードに立ち戻れることもある。
いや逆に宇宙量子の速度で、1万光年をほんの数時間で語ることも可能である。

 

かつて仕事という言葉は生きるためのツールでしか存在し得なかった。
しかしその生きることが当然になった今では、‘はたらく’という言葉はその意味も価値も失いつつある。

 

単調なリズムが続く毎日の生活に順応して暮せば暮すほど、
洗練されたモダン社会の内へ内へと組み込まれてしまう錯覚を覚える。
見かけの上では社会に貢献している形をとる仕事さえも、よく集中していなければ簡単に意味を失う。

しかし、FLEAをはじめ多くの先端のアーティストたちが示したのは、
選民的な道楽でも中庸な思想主義の売り込みでもない。
なぜなら、その行為本体の意図を彼自身が楽しんでいるようにしか見えないのだから。

 

honey

honey

https://www.facebook.com/flea/

 

趣味にはじまるライフワークを持つことが、
もしも地上の生の空気に触れローカルとつながることが出来るというのなら、
人々にとってこれ以上の仕事はないのではないかと感じてしまうくらいの
超ローカルシーンを今、世界中の人が見つめている。
仕事や趣味のことや何もしない時間を含めた、ありとあらゆる全ての行為は『生きる』ためにあるのである。
何かを飼うということは自然理に人の胃袋を満たす原初の仕事に他ならない。
言ってみれば、モノをとって食うという当たり前の過程を考えられない身勝手さは現代人の特権ではない

 

‐それともデジタル信号に置き換えられない生の経験が今よりもっと必要とされる時がくるのだろうか。

一瞬、嗤われたFLEAはその時、ここの反対側のハーヴェストからこちらを指差して笑いころげるのだろうと思う

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